夢をかなえるゾウ1

どうしてこの本を選んだか
インフルエンサー系のYouTubeを見ていたら、
おすすめの本として『夢を叶えるゾウ』が紹介されていたから。
前々から知っている有名な本ではあったが、読んだことがなかったので、
この機会にと思って買ってみた。
概要
お前なあ、このままやと2000%成功でけへんで。
ダメダメな僕のもとに突然現れたゾウの神様“ガネーシャ”。
なぜか関西弁で話し、甘いものが大好きな大食漢。
そのくせ、ニュートン、孔子、ナポレオン、
最近ではビル・ゲイツくん(、、)まで、
歴史上の偉人は自分が育ててきたという……。
しかも、その教えは「靴をみがく」とか「募金する」とか地味なものばかり。
こんなので僕の夢は本当にかなうの!?
感想
今の自分の境遇に満足していない主人公が「こうしたい」と願い、
その願いによってインドの象の神であるガネーシャが現れる。
ガネーシャは主人公にさまざまな課題を与え、
それをこなしていく中で主人公が成長していくという物語。
自己啓発系の内容を小説の形に落とし込み、課題を提示しながら、
読みやすい構成でまとめている点は評価できる。
書かれている内容も、多くの啓発系の本で取り上げられているテーマが多く、
ガネーシャの教えとして納得できる部分も多かった。
しかし、小説としてのストーリーは正直なところ陳腐で、
ありきたりな展開が多く、物語としての面白さはあまり感じられなかった。
茶番のように感じる部分も多く、小説的な観点での評価は低い。
また、ガネーシャの教えも他の自己啓発書で見られる内容が多く、
深みや新鮮さに欠けている印象を受けた。
読みやすい構成にするためにストーリーを盛り込む工夫は良いものの、
内容の簡素さやストーリーの単調さが目立ち、
普段から本を読んでいる人にとっては物足りなく感じるだろう。
とはいえ、読みやすいストーリー構成の中で自然と心がけるべき教えが散りばめられており、
普段あまり本を読まない人にとっては、とっつきやすい一冊だと思う。
今後への活かし
ありきたりな内容とはいえ、ガネーシャの教えの中で、
自分が実践していなかったことがいくつかあった。
この機会に、それらを実践してみようと思った。
Notes
- 「なんですか 成功しないための 一番重要な要素って何ですか」
「成功しないための 一番重要な要素はな『人の言うことを聞かない』や」 - ガネーシャの課題 コンビニでお釣りを募金する
- ガネーシャの課題 人が欲しがっているものを先取りする
- ガネーシャの課題 1日 何かをやめてみる
- ガネーシャの課題 自分が一番得意なことを人に聞く
- ガネーシャの課題 身近にいる一番大事な人を喜ばせる
買ってねー
おすすめ度:⭐️⭐️⭐️☆☆