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メンタリズム 最強の講義 メンタリストがあなたの心理を操れる理由

どうしてこの本を選んだか

概要

★アジアで1位2位を争う名門、香港大学でメンタリズムの講義をしたロミオ氏が教える!!★

18年以上前からメンタリズムを実践する、アジアにおけるメンタリストの「パイオニア」のロミオ氏が、メンタリズムとその中心となる心理術を徹底解説。

メンタリズムは、心理術(心理学、暗示、催眠、運動力学、コールドリーディング等)+トリック。この心理術のできの正否がメンタリストの力量の差と著者は言う。

本書は、第1講でメンタリズムについて多くのページ数をさいて本格的に解説し、第2講以降は「シーン別」に実践的な心理術(25個)を紹介。それぞれの心理術のエビデンスなどにも触れる。

★4カ国語を操る「アジア最強のメンタリスト」が初めてメンタリズムに本格的に言及!★

著者は香港大学でメンタリズムの講義を持っていた、香港国籍のメンタリスト。
4カ国語を操り、カナダでカジノのディーラーをしていた経験もある、まさに実践でメンタリズムを研ぎ澄ましていった人物。

ロミオ氏がメンタリズム、メンタリストについて多く解説し、核心をついて言及するのは初めて(第1講)。
第2講以降も各心理術について適宜メンタリズムとの関わりに言及。第2講以降の各項目は読み応えがあり、かつわかりやすい内容になっている。

感想

おそらく誰かの著書の紹介だったと思う。
本書を紹介した人もメンタリズムのような分野の人だったように思う。

確かにその人が紹介するだけあって、有用なことがいろいろ書かれていた。
具体的な方法が豊富にあるわけではないが、心理学的なロジカルなアプローチで
相手を操るというか、自分の思った方向に向けていく内容だった。

とても有用な本だと思う。

今後への活かし

いくつか実際に取り入れられる部分があった。 それらをいくつか実践しつつ、例に漏れず、一回ではどうしても吸収しきれなかった部分も多い。
もう一度読んでみたいなと思った。

Notes

  • このように、顔の表情だけでなく、もちろん観察すべきところは他にもたくさんありますが、そうした細かい説明よりも、まずはいわゆる観察力を身につけていただきたいと思います。

  • 一見、こうした人は自信がありそうですが、実は全くその逆で、彼らは自信がないのです。

  • 日本では早口は頭の回転が速いという側面でしか捉えられない傾向がありますが、本当のところ、早口で話す人は神経質っぽく見え、落ち着きがなくせわしない印象を与えてしまいます。さらに「この人はわかりやすく物事を伝えることができない」と思われる。結局、頭の回転が速いという印象を付けたい時にも逆に「頭が悪い」と思われるのです。

  • 私は弟子には必ず「セリフを覚えるな」「そのままの自分の言葉を話せ」「格好をつけるな」と注意をします。もちろん、毎回自分自身にも言い聞かせています。

  • このように、PK理論のPとMを自ら高め、さらに必ずエゴグラムを使って相手の性格に合ったコミュニケーションをとるのです。それができるようになると相手に気持ちよく動いてもらうことができるのです。

  • 受けた恩恵が大きければ小さな恨みは消えてしまうという意味で、華僑たちが代々読んでいる「春秋左氏伝」に出てくる言葉です。

  • これはいわゆるリスクに対して鈍感になっていることの証明であり、意見を言う人間の数が多いということはその分、意見を述べることに対する責任が薄くなるということです。そう考えると、少数意見を言える人は非常に敏感であり、責任能力が高い人であると言えるのです。

  • まずは安心させる。安心したところに本音を吐き出させる質問をする。この順番さえ間違わなければ、相手の本心を引き出すことは難しくないということがご理解いただけるでしょう。

  • もしあなたが高額商品を販売したいなら、価格で悩むよりあなたが販売している低価格帯商品の質とサービスに力を入れてください。そして、高額商品の前に手に取りやすい価格で販売するのです。それによって手に取ったお客様の中で「対比効果」が生まれ、高額商品の提案にも耳を傾けてくれるようになります。

買ってねー

おすすめ度:⭐️⭐️⭐️⭐️☆

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