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社会的弱者との生配信ルポ

By Kotaro Muto December 28, 2025 Posted in 本読
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社会的弱者との生配信ルポ

どうしてこの本を選んだか

YouTubeを見ていると、たぬかなに関する動画がよく上がってくる。たぬかなとは、2年ほど前に「170センチ以下は人権がない」といった問題発言が火種となり、大炎上を引き起こした人物だ。それまで、たぬかなという名前すら知らなかったが、この炎上騒動をきっかけに彼女というゲーマーの存在を知ることになった。

最初のうちは、過去の経歴などを見て「調子に乗っているゲーマーだな」と感じていた。しかし、炎上騒動が収束し、たぬかなが毒舌キャラとして表に出てきた頃から、自分の中で彼女への考え方が変わった。「この人、ただのバカじゃないな」と思うようになったのだ。彼女の生配信を直接見たことはないが、切り抜き動画で話している内容をいろいろと見るうちに、賛同できる部分も多くあり、気になる存在となっていた。

そう思っていたところ、たぬかなが書籍を出したという話を聞き、興味を持って購入してみた。


概要


感想

タイトルの通り、この本は社会的弱者と対談する生配信の様子を切り取ったものである。「社会的弱者」とある通り、もちろんブランディングの一環もあるだろうが、基本的に集まってくる視聴者は社会的に弱い立場にある人、注目されない立場にいる人、大きなコンプレックスを抱えている人たちだ。言ってしまえば、ネット界隈の掃き溜めに近い生配信である。しかし、そういった場所だからこそ、彼女の思想や本音が見え隠れしているように感じた。

中身を読んでみると、確かに「これは真実だな」と思える部分が多かった。表舞台で発言すれば炎上しそうな内容も少なくない。成田悠輔氏の「言っちゃいけないことは、たいてい正しい」というセリフが思い浮かぶが、たぬかなが配信で返しているコメントは、まさにその「言っちゃいけないけど正しい」部分なのだろう。ただ、全体的に弱者が多すぎる内容のため、個人的に次につながるものというより、どちらかというとエッセイという印象を受けた。

もちろん、彼女自身もそこまで深く考えて配信しているわけではないだろうが、印象的だったのは、たぬかな自身がかなり苦労をしてきたということだ。炎上騒動やプロゲーマーになるまでの道筋にも多くの困難があり、炎上後も苦労が絶えなかったようだ。「人生山あり谷あり」というありふれた言葉が浮かぶが、良かった時期もあれば悪かった時期もあったことを彼女自身が語っている。今が幸せかどうかというとそうでもなさそうだが、そうした浮き沈みを乗り越えたからこそ、彼女自身が確立されているのだろう。

意外なたぬかなの一面を知ることができ、非常に面白い内容だった。


今後への活かし

特に何か具体的に活かせるものがあったわけではないが、しっかりと面白かった。

やはり、表面上の情報だけで批判するのではなく、背景や関連する情報をしっかり集めた上で判断すべきだと感じた。


Notes


買ってねー

おすすめ度:⭐️⭐️⭐️⭐️☆

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