概要
どうしてこの本を選んだか
以前読んだ『ビジョナリー・カンパニー』でソニーが取り上げられており、その精神的背景を知りたいと思ったため、ソニー創業者・井深大について書かれた本を選んだ。
感想
本田宗一郎と井深大という、日本を代表する二人のエンジニア経営者が対談形式で語ることで、彼らの思考法やエンジニアリングに対する姿勢を直接知ることができた点が印象的だった。
両者の考え方やアプローチには違いもあるが、一流のエンジニアに共通する価値観や思考の芯のようなものも感じられた。
対談は世間話に近く、構成として要点が整理されているわけではないが、その分、本人の言葉で思想が伝わってくる点に価値があると感じた。
今後への活かし
優秀なエンジニアの考え方や働き方は時代が変わっても本質的には変わらないと再認識した。現代のビジネス書にも通じる視点が多く、自身の仕事観を補強する一冊となった。
Notes
Notes
- まず向こうのものを買って、向こうを富ましておいて、それから商売しようという考え方をしないといけない。今度の不況で生き残っているというか、勢いの良い本田さんのところなんかは輸出をたくさんやっているからだ。それで体質がいいと言われるけど、それは間違いで、はじめから輸出を大いにしなきゃならんという国際常識を持っていたからだと思うんだ。
- この牛の話で本田さんが言いたかったのは、普段からものをよく見ることが大切だということでしょう。私たちは目を開けてものを見ているようでいて、案外見ていないことが多い。これではそういう工夫などできこないというのが、本田さんのお得意の説でした。
- こんな効率の悪いものはないですね。休む時は休まなければダメです。大体日本人は遊ぶということを罪悪視している。これじゃ世界に通用しないです。
- 僕はそんな器用なことできんから、一年間何もせずに尺八吹いたり遊んだりしていた。その間、いろいろ考えてから世間をほうぼう見て歩いた。だから一年間はとにかく手を出さないで遊んでいた。あれは良かったですね。とにかくわからん時、霧がいっぱいな時にはもがいちゃいかんね。じっとしていれば、いつか晴れてきて進む方向ができてくる。
買ってねー
おすすめ度:⭐️⭐️☆☆☆
わが友本田宗一郎