概要
「彼女なら、どんな企業でも優れた経営者になれる」 とドラッカーが最高の賛辞を贈った 「米国最高のマネジャー」によるリーダーシップ論の名著
どうしてこの本を選んだか
転職して小さい組織に移り、これからどうやって組織を大きくしていくかに興味を持っていた。フランシス・ヘッセルバインはドラッカーが賞賛したリーダーの一人であり、ドラッカーとは異なる視点からリーダー論の見識を得られるのではないかと考え購入した。
感想
ドラッカーほど堅苦しくなく、そんなに長くない本だった。しかしながら、リーダーとして大事なものが随所にちりばめられていたと思う。特にリーダーシップとは成果であるということや、リーダーに必要な素質は体力やパワー、信頼する力であり、自分自身ではなく部下そのものに焦点を当てた立ち位置が、結局リーダーとして成果を上げることにつながる重要な要素だと感じた。ドラッカーほど難しくなく、よりわかりやすい平易な内容なので、ドラッカーはちょっと難しいという人にもおすすめできる本である。
今後への活かし
エネルギッシュであることがリーダーとして求められる要素と書かれていたのが、少し苦しいところがある。リーダーシップに対してエネルギーがあるかといえば自分にはないので、エネルギーで周りを巻き込むような熱量を発揮できる動きをしなければならないと思う。また、傾聴力もそうだ。相手の話をよく聞いてあげるという能力に関しては、自分はあまりできていないように感じる。いろんな傾聴の本を読むが、やはり話を聞いてあげるというのは難しいことだと思うので、引き続き取り組んでいきたい。再度別の機会で読み直すと別の学びがある気がするので、後日改めて再読したい。
Notes
- 私は故ジョン・ガードナーからリーダーシップの絶対条件は桁外れのエネルギーだと教わった。そしてフランシスからは奉仕の精神でなされるリーダーシップほど強力なエネルギー源はないことを学んだ。
- この1件で私たちが学んだ教訓は明快だった。1. 外部の助けを借りずに自分たちだけで解決しようとしないこと。2. 広報と法務の専門家からアドバイスを受け、それに従うこと。専門家の判断を後から批判しないこと。3. 勇気をもって計画を遂行すること。一度立てた計画は安易に変えないこと。4. リーダーやスタッフ、メンバーと密に連絡を取り合うこと。
- 彼がリーダーシップについて語った言葉は四つある。どの言葉もリーダーシップの真髄を理解する助けになるはずだ。1. リーダーの定義は一つしかない。それはフォロワーを持つものだ。思想家型のリーダーもいれば、預言者型のリーダーもいる。どちらの存在も重要である。切実に必要とされている。しかし、フォロワーがいなければリーダーも存在しない。2. 有能なリーダーとは、愛される人間でもなければ、称賛される人間でもない。それはフォロワーが正しいことをしている人間である。人気とリーダーシップは関係ない。リーダーシップとは、成果である。3. リーダーは目立つゆえに模範となる。4. リーダーシップは地位でも特権でも肩書きでも金でもない。責任である。
- 偉大なことを成し遂げたいなら、自分が今いるところから始めなさい。自分が持っているものを使って自分にできることをしなさい。アーサー・アッシュ。
- 相手をまっすぐに、目と目をしっかりと合わせる。時計の存在を忘れ、相手に意識を集中する。これが敬意とも呼ばれるものであり、理解と呼ばれるものであり、リーダーシップと呼ばれるものだ。ヘッセルバインはまず「私」ではなく「私たち」を主語にした。ニューヨークのオフィスで椅子に座りながら、現代的になれ、多様になれと念じても何も起こりません。そんなことは無理です。変化は現場で、人々がいる場所で起こさなければなりません。
買ってねー
おすすめ度:⭐️⭐️⭐️⭐️☆
あなたらしく導きなさい 愛されるリーダーの生き方、愉しみ方