概要
どうしてこの本を選んだか
Amazonのトピックに出てきたので気になって購入した。Amazonを世界一のマーケットに一代で築き上げたジェフ・ベゾスのビジネス哲学を学びたいと思った。
感想
この本で最も重要なことを一つ挙げるとすれば、「簡潔に相手に伝える」ということだ。相手の立場に立って説明しないと伝わらないということがひたすら書かれていた。中学二年生程度に文章のレベルを落として初めて聴衆に伝わるということが随所に述べられている。自分が伝える言葉はどうしても難しくなりがちだ。特定の言葉を避けて簡素な言葉を使うと、説明のためにさらに補足が入ってしまう可能性があるからだ。しかし裏を返せば、それはうまく言語化できていない証拠なのだろう。とにかくこの本で言える最も重要なことは一つ、「相手に何かを伝えるには、中学二年生レベルにまで文章のレベルを引き落とすこと」である。難しくなりがちな文章をなんとか中学二年生レベルに落とせるよう心がけたい。
今後への活かし
本書に書かれていたのは、相手に物事を伝えるにはどうすべきかということであった。ジェフ・ベゾスのビジネス哲学であることは確かだが、どちらかというとコミュニケーション側に重きが置かれていたように感じる。別のベゾス関連図書があれば読んでみたいし、本書もどこかのタイミングで再読できればと思う。実際の仕事に役立つかはわからないが、役立つことを信じて心に置いておきたい。
Notes
- バフェットは、株主への手紙の草稿を「親愛なるドリスとバーティ」へという書き出しで始めるのだという。正式に発表する段階で、2人の名前を消して、「バークシャー・ハサウェイの株主の皆様へ」に書き換えるのだ。彼の手紙は親しみやすく、読みやすい。そして読者を楽しませる。読み手を思い浮かべることで、バフェットは相手の視点から物事を見て、彼らが簡単に理解できる言葉で語りかけるのだ。
- モレは自分の功績をひけらかすことなく、いつだって提案申請の作成に関わった500人の仲間にスポットライトを当てるのだ。だが、彼は間違いなくチームのクォーターバックであった。賢いリーダーは物事をシンプルに保つ。シンプルであることが、賢い判断につながるからだ。
- アマゾンは明確なコミュニケーションを非常に重要視している。口頭および書面でのコミュニケーションを明確にするためにアマゾンの従業員は、以下のガイドラインに従うよう奨励されている。誰が何をしているのかをはっきりさせるため、能動態を使う。業界用語を避ける。フレッシュ・キンケイド・テストで八年生(中学二年生)以下を目指す。アイディアが「So What?テスト」に合格していることを確認する。
- ベゾスはこの計算式を実感を持って理解した。ピザ二枚分のチームは、フレデリック・ブルックスの著書「人月の神話」に触発されて生まれたアイディアだった。ベゾスは後日、アマゾンの上級幹部チームにも同書を推薦している。
- ナラティブを成功させるための五つの戦略。1. とにかく簡潔にする。2. 箇条書きに逃げない。3. 十分に時間をかける。4. チームで協力する。5. 文章を読み込む。
- もし何々について一つ知っておくべきことがあるとすれば、それは……という形で文章を始めると、その次にくる言葉は聴衆の記憶に残りやすい。
- ジョージタウン大学の研究者は、3は人々に魔法をかけるが、4は人々を警戒させることを突き止めた。研究の結果、説得力があると消費者が感じられる製品は3つのメッセージを持つことがわかった。4つ、5つ、あるいはそれ以上の主張が並べられていると、消費者は興味を示さず印象にも残りにくくなるのだ。
- ひらめきが下りてくるのは、次の五つの条件が揃ったときなのだ。1. 十分な睡眠をとること。2. 活動的であること。3. 情熱にあなたを選ばせること。4. 学びたがり屋であること。5. 無限のマインドセットを養うこと。
買ってねー
おすすめ度:⭐️⭐️⭐️⭐️☆
Amazon創業者ジェフ・ベゾスのお金を生み出す伝え方