概要
こんな人におすすめ。
- 今日、残業をした
- 常に〆切に追われている
- 自分の能力が足りなくて仕事が終わらない
- たくさん仕事をしても、なぜか成果が出ない。評価されない
- 毎日定時で退勤して趣味に時間を使う生活にあこがれているが、心のどこかであきらめている
これまで残業に悩まされ、時間術の本を読んだりライフハックを検索した方の中には、「今まで何度も時間術本を試したけれどうまくいかなかった」「すごい習慣や頭がいい人にしかできない方法はできない」と思われた方もいるのではないだろうか。
本書は、そんな人にこそ読んでいただきたい時間術だ。
本書では、著者のパートナー企業の中で成績がトップ5%の社員の行動習慣を「残りの95%の社員2.2万人」に実践してもらう再現実験を行った。
その結果、再現率89%。
「誰でもできる」時間術が完成した。
どうしてこの本を選んだか
AI分析でわかったトップ5%社員シリーズがこのほかにも三冊あり、計四冊である。
その本のシリーズの一冊なので購入した。
感想
別の本の時の感想にも書いたが、本書は5%社員の行動をAIでモニタリングして分析し、定量的にどういう傾向があるかを示した本である。
その点で、一般的な経験論等から来るビジネス書とは毛色が異なっていると言えるだろう。
経営的な本ではなく、あくまで社員的な立場であるので、仕事ができるということのスコープが変わってしまう可能性はあるが、おそらく通じるものは多いだろう。
蓋を開けてみると、言ってしまえば本当によくある仕事術の本に書いてあることに過ぎないことがわかる。
本音を言ってしまえば、他の本をしっかり読んで実践できていれば、本書は必要ない可能性は高い。
裏を返せば、それらの仕事で成果を上げるためのビジネス書の内容を実際に定量的に確認できたという点で、裏付けを取るという意味では非常に有用な本であろう。
どのみちよくあるビジネス書と同様のことが書いてあるので、本書に倣って読んでアクションすれば自然と仕事術というのが身につくはずだ。
他の書籍と差別化されるポイントとして、一見あまり注目されていない「しごでき」の人のポイントを拾うことができるので、その点は面白い。
例えば、無駄話の時間が短かったなどというのはあくまで結果であって、普段のビジネス書からは出てくることがあまりない視点だろう。
他にもショートカットキーよりも予測文字列の入力を入れておいたほうが時短につながるといったこともあったので、自分にとっても役に立つ部分はあった。
今後への活かし
よく打つ予測変換は辞書登録しようと思った。
また、内省という言葉がいろいろな書籍に出てくるが、この本にも出てきた。
内省しないとダメかぁ〜…
Notes
- 4万5494人を対象にした合同実験で、ショートカットキーを数多く覚えるよりも、辞書登録機能を使いこなした方が時短につながることが明らかになった。
- 毎週金曜日に15分の内省タイムを確保してもらい、直近一週間で行った業務内容と、それぞれの業務に費やした時間、そして生み出した成果を振り返ってもらった。すると、良かれと思って行っていた業務が、成果に繋がらないことを自覚した参加者が続出した。
- 5%社員に共通し、かつ95%社員にはない特異点は次の6点だ。①仕事を受けてから初動が早い。②相手(上司や顧客など)とアウトプットのイメージを合わせる。③ゴールから逆算して、必要最低限のプロセスを決める。④プロセスにおける作業を小分けにする。⑤長時間作業をせず、こまめに休憩する。⑥期限より少し早く完了させて、次の仕事の初動も早い。
- 5%社員はそんな過去を受け入れて学びとし、現在の働き方に生かしていた。そのポイントは二つだ。①良かれと思って続けてきた浪費行動を否定せずに受け入れる。②過去の浪費行動から改善ポイントを探す。
- 5%社員がしていた時間の企画とは、これから自分が何を実現したいかを考え、自分の求める結果、狙い、やりがい、楽しさなどを考えることだ。
- 該当する5%社員にヒアリングしたところ、人生の優先順位を決めると、目の前の課題を根本解決しやすくなるとの返答があり、ハッとさせられた。
- 5%社員がポリシーとしている「丁寧で遅い仕事をしない」は多くのビジネスパーソンもまねることができる。
- うまくいっているチームは定期的かつ高い頻度で会話をするが、その会話時間は短いということが分かった。
買ってねー
おすすめ度:⭐️⭐️⭐️⭐️☆
AI分析でわかった トップ5%社員の時間術