概要
集英社オンライン、毎日が発見ネットで紹介された。
「弱者男性」の75%は自分を責めている。
“真の弱者”は訴えることすらできない――。
「40代後半でカネもない独身のおっさんに人権なんてないんです。そこにいるだけで怪しくて、やばいんです」
どうしてこの本を選んだか
婚活の本に興味を持っている時にいろんな本を読んでいた。
その一環で、最近の独身男性(自分もだが)に対する社会の当たりがきつくなっており、かつ全体的に男が弱くなっているような気がしていて、この本を読んでみた。
感想
いろんな人から男より女の方が最近は優秀だと聞くことが多くなった。これは年代問わずである。
何かの本で社会の経済が不安定になってくると、女性のオス化と言われるようにアグレッシブな女性が増えるようになると見た気がする。
自分自身そのように感じることが多かったりして、知り合いの男に目を向けても女の方が自立している印象を受ける。
昔のことはわからないまま言うのも変だが、最近の男はなんだか全体的になよなよしているような気がする。
それに対して女性はしっかりとした考え方を持っている人が多いような気がしている。完全な主観であるが。
そういう社会的な衰退を背景に弱者男性と言われる言葉が出現し、チー牛という言葉も出てきた。
いわゆるモテない男性を揶揄する単語であるが、実際のところ印象が正しいのかどうかを調査したのが本書だ。
本書によると、自分の感覚や社会風刺的に誤っていないわけではないようだ。
女性の社会進出がうたわれているなか、男性がそもそも救われていないという社会のあり方に警鐘を鳴らしている。
女性は不遇だと言われて優遇していたが、そもそも男性も不遇だったというオチだ。
もちろん能力のある男性は問題ないのだが、ここで注目するのが能力のない男性だ。
能力のない男性は、誰からも注目されることなく、そのまま社会からフェードアウトされてしまう。
注目されない弱者男性に焦点を当てたのが本書である。
自分自身の本音を言ってしまうと、男たるもの稼げないとダメだというのが自分の主張だ。
はっきり言って、金を稼げない男に結婚する資格はないと思っているし、同情する余地がないと思っている。
なぜならば、自然の摂理で生活力のない雄は淘汰されて死んでいくべきだというのが自分の考えだからだ。
したがって、弱者男性に手を差し伸べるという意見には全く賛同しない。
そもそも生物学的に一つの優秀なオスに対して、複数のメスがグループを作るというのが本来の人間のあり方である。
これは生物学的に見ても、文化的に見ても人類史で一人の強い男性に対して複数の女性がいるというのは、文化としてずっと存在してきた。
はっきり言って、1対1のペアということ自体が不自然だと思っているので、現代社会でこうなってしまうのは、皮肉にも生物学的に当然の結論といったところではなかろうか。
人間に一夫一妻制は向かないのだ。
ちょっと脱線してしまったが、自分の意見としてはそのようなものなので、弱者男性に手を差し伸べるべきという警鐘を鳴らす本書の意見には合致しない。
しかしながら、女性の社会進出が進む裏で注目されない男性がいるという観点で記された本書は新しい知識を得られる面白いものであった。
今後への活かし
特になし。
Notes
- 545万円。これは1994年の日本における所得の中央値だ。この数字は2022年には423万円となった。にもかかわらず、社会保険料は年間42万から80万円に増えた。私たちはこの30年で実に貧しくなった。
- 「よく女性が男らしさから降りていいって言うじゃないですか。あれって意味ないよなって思うんですよね。降りても生きていく道がないじゃないですか。そうやってただの弱者になった男性と暮らせる女性っていないと思うんですよ。僕も元恋人との交際は破綻したわけですし、女性が稼ぐようになっても未だに下方婚する人は少ないですよね。マインドの話だから、女性に変われといって変わるものでもない。安全圏から言うのは簡単ですけれども、こういう事実がある限り、自分で強くなって逆境をはねのけるしかないんです。」
- つまり、男性は男性であるだけでかわいそうとは思われないのである。
- 実際に性犯罪へ手を染める男性は、以下のような特徴を持つと言われる。高学歴が多い、無職が少ない、仕事で高評価を得ている。これは弱者男性とは対照的な姿である。
- 男女の賃金差を研究し、ノーベル経済学賞を受賞したクラウディア・ゴールディン氏は「社会には時間を問わず、顧客対応できる人間が高い報酬を得る構造がある」という。時間を問わず対応する働き方をするなら、その人間は家庭を犠牲にしなくてはならない。そのため、子供がいる夫婦の場合は、どちらかがキャリアを手放す必要がある。そして伝統的に女性がその役割を担ってきた。
買ってねー
おすすめ度:⭐️⭐️⭐️⭐️☆
弱者男性1500万人時代