概要
相手との気まずさを解消し、場の空気を作り、 互いの距離を縮める能力「雑談力」を紹介。
「切り返しは相手の言葉の中にある」 「悪口は笑い話か芸能ネタにすり替える」など、 学校や会社でもすぐに使える50のアイデアを掲載。
どうしてこの本を選んだか
前の現場で一緒に仕事をしていた後輩に「本は読むべき」と指導したところ、この本を読んだと報告してきた。自分のことが書かれていたと言っていたので「本当かよ」と思い、読んでみようと思った。
感想
コミュニケーションが苦手という人は多く、相手とどういう会話をすればいいかがわからないらしい。しかし自分に焦点を当てて考えてみると、そんなことで悩んだことはほとんどない。大体7〜8割の人と初対面で雑談ができるので、「なぜ雑談ができないのだろう」と悩んでいる人の気持ちがわからないというのが正直なところだ。ではなぜ自分は回せて他の人はそういう悩みを持っているのか、そのメカニズムを文書化されたもので確認してみたくなったので読んでみた。言ってしまえば、相手に興味を持つこと。これが全てだと自分は思っている。相手の話したことに「それは何ですか」とか「自分はこうなんですよ」とか、相手を主題にして質問を投げかけてあげれば勝手に相手から話を広げてくれるのではなかろうか。この本にも似たようなことが書かれていた。特に相手と議論をして決着をつけるのではなく、相手の持っている情報をどんどん連鎖的につなげていくことで雑談になる。もし雑談で悩むような人がいるのであれば、本書を読んで、雑談に対してそんなに堅苦しくならなくていい、議論の決着を出さなくていいということを意識して雑談力を上げてもらえるといいなと思った。
今後への活かし
連想ゲームと書かれていたが、面白い切り口だと思った。雑談の機会の度に積極的に連想になるような話をできればと思う。
Notes
- 雑談というのは、会話ではなくコミュニケーション、中身がない話であることに意味があるのです。
- ある話題の周りをぐるぐると回っているようなゆるさだから何と言われたら、元も子もない話。いい意味での柔軟性、それこそが雑談なのです。
- 一つの話題について掘り下げていく。もしくは積み上げていく。同じ太宰治の話題でも、作風とか人間性の本質に向かう、いわば話題が垂直方向に広がるのが議論です。それに対して雑談は、話題が水平方向に広がっていきます。連想が連想を呼んできっかけとなった話題から話がどんどんずれていく。最初の話題を忘れてしまうのは、見事に連想の連鎖が広がった証拠でもあるのでオッケーです。
- 「連想してずらす」雑談をコントロールするために、欠かせないスキルと言えるでしょう。
- 自分と相手、お互いに共通したフィールドにある話題は記憶に残りやすいんです。相手の興味関心というフックに自分もそうなんですといった具合に話題を引っ掛けていくと、相手も反応を見せてくれる。共通の話題ゆえに話も盛り上がります。そして、そのフックは具体的であるほどいい。
買ってねー
おすすめ度:⭐️⭐️⭐️☆☆
雑談力が上がる話し方――30秒でうちとける会話のルール