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世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

By Kotaro Muto April 29, 2026
世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ

概要

あのジョージ・ソロスを大儲けさせた”伝説のコンサル”初の著書。
ヘッジファンドが見すえる中国の衰退、そして日本復活。

資産運用業界の”黒子”に徹してきた私が、なぜ初めて本を書くことにしたのか。
それは、日本の方々に伝えたいメッセージがあるからだ。
ひとことで言えば、日本は今、数十年に一度のチャンスを迎えているということだ。


どうしてこの本を選んだか

自分は前々から資本主義という経済の仕組みに疑問を抱いている。
たとえば、株価の利回り3%で資産運用をしたとして、その人が1億円持っているとしたら、ずっと寝ていたとしても300万円以上の価値を市場にもたらしたと評価されることになる。
1億円持っているだけで、社会に対して300万円相当の貢献をしたとみなすのはどう考えてもおかしい。
2億円持っていれば、いわゆる普通の会社員の「できる人」の部類ぐらいの生産性を、寝ているにもかかわらず上げていることになる。どう考えてもおかしい。

「本当に頑張っている人の給与よりも、財産をあらかじめ持っている人たちの方が生産性が高いというのは不自然だ。」
そう思って、資本主義という経済の在り方に疑問を持っている。
Amazonでおすすめが流れてきた際、その疑問を同じように問題提起している本書を見かけたため、購入した。


感想

自分にとって経済というのは専門外だし、今まで全く関わったことがない。
株は一応やっているが、経済的な観点から運用しているわけでは全くない。
本書はジョージ・ソロスが資産運用を依頼していたという経験のある人が記している。

読んでみると、いろいろ強烈なことが書いてあった。
日本の失われた30年というのは、日本の政策が誤っていたわけではなく、アメリカに操作されていることが書かれていた。
今の経済はアメリカの一部の人が操っているものであると記されていた。
アメリカが経済の中心であり、それを取り巻く環境をアメリカ自身が操作しているという観点が非常に新しい。
アメリカは競争相手を衰退させるために、いろいろと外堀を埋めて経済を調整しているそうだ。
この観点は、自分が今までなかった観点である。

そう考えると、日本が衰退するのも理解できる。
その観点に立つと、国の主席がどうあがいたところで日本の経済的な発展にはあまり寄与しないことも読み取れる。
日本の高度経済成長から時は流れ、現在の経済状況をみると、いわゆるアメリカの日本いじめと言えるようなこの状態がしばらく続き、中国の台頭が目立ってくる。
日本の進展を防ぐための経済の運び方をしていたら、今度は中国が台頭してきて、アメリカを脅かす現状になってしまった。
アメリカにとって都合の悪いほどに、中国は成長してしまったようである。

であるからして、アメリカは今後、中国を同じように経済の締め付けを行い、友好国である日本に対しては優遇していくであろうというのが本書の概要である。
自分にとって全く知らないことや強烈なことが書かれていたし、経済的に不都合にも読み取れるようなことが書かれていた。
果たして本当にその通りになるかは不明だが、この本に書かれていたことを念頭に置いて今後の経済を見守っていきたいと思う。


今後への活かし

日本には順風が吹いているそうだ。
資産運用はもちろんだが、とりあえず個人として世界経済に影響を与えるようなことはできないため、自分にできることをコツコツとやるしかないのだろうと思った。


Notes


買ってねー

おすすめ度:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ