概要
私たちが今まで慣れ親しんだ、繰り返し読む(再読)、ノートに書き写す・まとめる、ハイライトや下線を引く、といった学習法は、実は身につきにくいやり方だった。
覚えたことを思い出す、人に教えられる=アウトプットこそが成長につながる、研究によって検証された効率的な勉強法です。
どうしてこの本を選んだか
資格勉強をする機会が多くなり、より効率的・効果的・確実に学習を進めるためには、より高いレベルの勉強法が必要だと感じた。さらに効果的な勉強スキルアップにつなげるために本書を購入した。
感想
「勉強する」という行動に対して具体的な言語化がなされていたのは腑に落ちる部分であったし、自分として勉強するということを言語化していなかったことはまず反省したい。中身を読んでみると、自分が昔からやっていた繰り返し学習が効果的であることが本書によって示されていた。少なくとも1〜3回復習するというのは昔からやっており、その点が正しかったことは非常に心強かった。しかしながら、学習内容の難易度が上がっていくにつれて、そもそも一周回すということ自体が重くなっている。ここをいかに素早く一周こなすかという点に今後は注目して学習を進めたい。また、この学習方法について知らない人も多いだろうし、周りに広めていきたいと思う。
今後への活かし
まずはアクティブリコールが一番大事だ。学習内容を能動的に思い出すこと、問題を解きまくるというのは有用なメソッドであるので引き続き実施していきたい。繰り返し学習という点においては、複数回の周回を今まで通り心がけていきたい。今後の課題として、一周をいかに素早く回すか、どうやって集中力を高めるかが大きいポイントになってくると思うので、集中力を高める方法に関して深掘りできる書籍があれば読んでみたい。
Notes
- よく考えてみると、勉強するという行為は結構複雑です。「勉強する」とは、人が何か新しい知識やスキルを得ようとするときに、文章を読む、講義を聞く、ノートに書く、といった、外から見える行為のことだけではありません。頭の中で入力された情報をどのように処理しているのか、入力した後、いつどのように扱っているかについて細かく見ていくと、「勉強する」という行為には、人によって大きな違いがあります。学ぶために決定的に重要なのがアクティブ・リコール(active recall)です。なんだか難しい言葉ですが、簡単に言えばアクティブ・リコールとは、勉強したことや覚えたいことを能動的に思い出すこと、記憶から引き出すことです。
- 「以上のような科学的根拠に基づき、練習テストの有用性は高いと評価する。テスト効果は、実に様々な範囲の練習テストの形式、教材の種類、学習者の年齢、効果の測定方法、記憶定着の期間などにおいて示されている。したがって、練習テストは幅広い応用が可能である。ほかの学習法と比べ、特に時間がかかるわけでもなく、最小限の訓練で実施できる。」
- 連続的学習では、まず新しい範囲を学習すると、勉強するときには、少なくとも1から3回内容を思い出せるようになるまでアクティブリコールをします。その後、決まった間隔は特にありませんが1日から1週間後にまたアクティブリコールをしています。この際、忘れている内容については、もう一度知識を確認し、少なくとも1回アクティブリコールします。これらを何回か間隔を空けてまた繰り返します。
- 自己説明とは、何かを学習しているときに、学習者が自分自身に向けて学習内容や学習過程の理解について説明することを指します。
- 文脈干渉効果とは、異なるスキルやタスクを混ぜ合わせてランダムに練習する方が、それらを個別に連続して練習するよりも、最終的な学習の成果が高まる現象のことを指します。
- 自己効力感に影響を与えるものとして、以下のようなものがあります。1. 成功体験 2. 代理体験 3. 言語的社会的説得 4. 生理的、感情的状態。学習において、自己効力感を高める一つの具体的な手段としては、達成可能な小さな目標を設定し、成功体験を積み重ねていくというものがあります。
- タスクを行わず、何にも集中していないときに使われている脳の領域のネットワークは、デフォルトモードネットワークと呼ばれ、まだわからないことが多いものの、感情や記憶に関する知識、自分自身についての情報の処理など、さまざまな重要な活動を行っていると言われています。
買ってねー
おすすめ度:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
科学的根拠に基づく最高の勉強法